催眠術の理論を使った「人を動かす文章」の真髄

今回は『催眠』という切り口で、煽らずに
自然に相手に動いてもらうライティングに
ついて書いていきます。

信頼残高を消費せずに動いてもらう事が可能になるので
クロージングやセールスの時には特に有効になりますね。

「相手を催眠状態にさせる文章を書きましょう」っていう事が言いたいわけではなく、

あくまで催眠術の技術とかってライティングに応用できるよね、っていう話です。

LP
ブログ記事
セールスレター
ステップメール
PDFレポート

とか長文を書くときに言えることですが、

僕らが文章を使ってLINE/メルマガに登録してもらったりコンテンツを受け取ってもらったり、

なにかしら『行動』してもらうというのが目的になってくると思います。

催眠といっても

“相手を洗脳して自由自在に操る”

みたいなのがイメージとしてありそうですが、

相手が「変性意識状態」になることによってこちらの主張やメッセージが通りやすくなるんです。

だから行動してもらえるっていう。

変性意識って聞いたことある方いるかもですがこれはどういう状態かっていうと、

脳内の「情報空間」に意識が向いているみたいなものだと思って下さい。

目の前の現実、物理空間よりも頭の中の「情報空間」が優先されているみたいな状態が変性意識状態です。

何を言っているんだ、って感じるかもですが完璧に理解できなくてもいいので

「ふーん、そうなんだ」ぐらいに思ってもらえれば大丈夫です。

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顕在意識→ 変性意識 ←潜在意識

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みたいな感じで、変性意識は顕在意識と潜在意識の間に存在するみたいなイメージ。

で、実は僕らは日常の中で普通に変性意識状態になってます。

映画観てる時とか小説読んでる時とかでストーリーに夢中になって感動したり心が動いたりしてる時は、

目の前の現実 (物理空間) ではなく、頭の中の世界 (情報空間) に臨場感を強く持ってます。

だからカフェで小説を読みながら涙が出るんです。

これが変性意識状態です。

ブログとかこのメルマガを読んでいる今この瞬間にも、物理空間ではお尻が椅子の感触を感じていたり、生活音や外の車の音がしてますよね。

でもそういう感覚って無くないですか?

自分で意識しない限り、顕在意識に上がって来ずに文章を読み続けますよね。

それは物理空間よりも
「情報空間に臨場感を感じるから」
なんですよね。

道を歩きながら「明日の休み何しよっかなー?」って考える時でも同じで、これは未来という情報空間にいるってことです。

なので僕らは生活の中で頻繁に変性意識になっているんです。

で、僕らは小説とかで変性意識に入るってさっき伝えたと思うんですけど、

なのでメルマガとかツイートとかブログとかライティングを使って相手を変性意識状態にさせる事ももちろん可能になります。

(洗脳の技術をライティングに応用できるって事ですね)

じゃあどうやって変性意識状態にさせるかっていうと、欠かせないのが「ラポール形成」です。

これも聞いた事ある方多いと思いますが、ラポール形成とは一言でいうと「信頼関係の構築」ですね。

セールスレターとかLP、ステップメールで初見の人に対してはまず信頼関係を構築する必要があります。

初対面の人にいきなり

「あなたが今まで上手くいかなかったのは〇〇ですよ?」
「だからあなたは駄目なんですよ」

みたいに正論を振りかざすのってよくないです。

信頼してない人の話を聞こう(続きを読もう)と思われなくなるから離脱され、ページを閉じられます。

冒頭で

「〜〜っていうお悩みありませんか?僕もそうでした。」

みたいに、ライティングでは共感が大事って言われるのはこの為です。

相手に催眠術をかける際、まずラポールを形成する所からスタートします。

前提として、こちらの事を相手が信頼していないと催眠はかからないので。

仲のいい友達とかの勧める本とか映画って、基本的には普通に信用しますよね。

それも信頼関係があるからなんです。

しっかりとラポール形成をする事で信頼関係が構築できて、相手が「こちらの話を聞く態勢」になりますし、信用してもらいやすくなります。

つまり、主張が通るようになって行動してもらえるっていうロジックです。

で、信頼関係を築くにはただ共感するだけじゃなくて、

・寄り添ったり
・励ましたり
・勇気付けたり
・いけるよ!って背中押したり
・道筋や手順を明確にしたり
・メンタルブロックを取り除いてあげたり

そういう文章を書くことによって、

相手の感情が揺さぶられて、物理空間から少しずつ情報空間に意識が向いていきます。

つまり変性意識状態に入っていくって事です。

カウンセリングとかメンタルケアをする時もこんな感じで同じようなことをしてますね。

で、相手がこちらの構成する情報空間上に入ったら主導権を握れます。

相手がどういう行動 (意思決定) するかはあなたが自由に決めるっていう状態ですね。

さらに動いてもらいたければここで「ゲシュタルトの穴」を用意します。

ゲシュタルトの穴って何かっていうと、

“人はゲシュタルトの穴を見ると、無意識に埋めたくなってしまう”

という人間心理を利用するってことです。

分かりやすく言うと例えば、いつも綺麗に整理整頓されてる部屋が散らかっていたら元に戻したくなる、みたいな感じ。

ライティングでも人間のこの習性を使います。

わざと穴、空白を残す、みたいなイメージですね。

例えば

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商品作成には

・ターゲティング
・コンセプトメイク

を理解する必要があるんですが、
それだけじゃなくて

ポジショニングをしっかりと定義することで
売れる商品が作れるようになります。

具体的なポジショニングの決め方については
こちらからどうぞ

URL

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みたいな感じ。

「その穴を埋めればすべて解決するんだ!」

と相手が感じるから、穴を埋める為に動くっていう流れですね。
(僕もよく使ってます)

これはレターやLPはもちろん、

・ブログ
・セミナー
・セールス
・プロモーション

どこでも使える万能なものです。

というわけで今回の内容をまとめると

・物理空間から「情報空間」に意識を向かせる
・変性意識になれば主張が通り、行動してもらえる
・変性意識にはラポール形成をすることが大前提
・ゲシュタルトの穴を用意して、埋めるように促す

という感じですね。

ちょっと難しかったかもですが、使いこなすことで非常に強力な武器となるので、何回も繰り返し見て吸収してもらえたらなと。

最後に説明したゲシュタルトの穴の作り方は色々種類がありますが、LINE登録時のプレゼントにまとめてるので学んでみてください。

〇〇

 

…っていう感じでいま実演してみましたが、

こんな感じでコンテンツを受け取ってもらうように促したりとか出来るので上手に「穴」を作ってみてください。

今回は以上です。

ありがとうございました!