こんにちは。
今回は僕の高校時代、サッカー部に所属していましたがずっとベンチでした。
いや、公式戦ともなるとベンチにすら入れない日もありました。
ほぼ練習試合しか出ていません。
公式試合なんて1回出たかどうかのレベルです。
それほど僕は他のチームメイトより実力が劣っていました。
まともにボールに触れず、空振りしたりするレベルではありませんでしたが、それでも自分は技術が低かったです。
そしてそんな自分はセンスが無いとか才能がないとか思ってました。
途中でほんとうに自分の無力さを知って途中でサッカー部を退部してしまいました。
毎月5000円程部費を両親が払っていたのですが母親にこんなことを言われ続けていました。
「あんた下手なんだから部費もったいないわー」
ひどくないですか!?笑
母親なら自分の息子にもっといい言葉かけてやってくれよって思います。
あとスパイクを買ってもらうときもそうです。
スパイクというのはサッカー用のシューズみたいなもので、傷んでくるので定期的に買う必要があるのですがそのときも母親はこう言っていました。
「あんたは下手やから安いやつでいい」
かっこよくてちょっと他のスパイクより高いものを選んだら
「高い!!こっちの安いやつで十分やて!!」
お金に関しては僕は買ってもらう立場なので何も文句は言えません。
でも「下手だから」とか言わなくてもいいじゃないかって感じていました。
そんな感じで、母親からも応援されず自分の技術の無さ、スキルの低さをずっと言われ続けていました。
だからどんどん僕は自信を無くていきました。
この感覚なんとなく分かってもらえるとわかると思うんですけど、自信無くすと余計できなくなっちゃいますよね、何事にも。
勉強にしろ仕事にしろ運動にしろ。
判断するスピードが落ちたり思い通り体が動かなかったりしますよね。
僕もそんな感じでした。
自分に劣等感を感じて自信がなくなり、萎縮してしまって体がぎこちなくなる。
それで余計ミスしたりのびのびとできなくなってしまう。
まさに悪循環でした。
だから部活が全然楽しくなかった。
練習もたまにバスで行く遠征試合とかもつまらなかった。
自分が輝けないし主人公ではないから。
自分以外が注目されて自分の無価値観をいつも突きつけられるから。
だからもう義務でしかなかったです。
仕事に行かないといけない、勉強をしないといけない。
授業が終わったら迅速に部室に行って着替えて練習しないといけない。
そんな感じでした。
練習量は他の高校に比べて少ない方では無かったです。
真剣に頭を使って練習すれば上達したと思います。
でも僕は全然上達しなかった。
義務だと思っていたしやらされている感がありました。
周りのチームメイトが先生の指示に従っているから従う。
練習するから練習する。
みんな練習が終わったら自主練せずにすぐ帰るから僕もすぐ帰る。
全然主体的ではなかったです。
おそらく、僕にちょっとでも自己肯定感があったら少しはましな技術でがんばろうと思えたかもしれないです。
僕にもできる!みたいな。
でも僕は自分の下手さを分かっていたしもちろん周りも認識していたし親も分かっていました。
他人の評価が自分の評価を上回ってしまっていました。
僕自身の評価より他人の評価の方が影響力がありました。
他人の評価>僕の評価
例えるならこんな感じです。
のび太くんのテストがいつも0点ということを先生、クラスメイト、ドラえもん、のび太のお母さんみんなが知っている。
そしてのび太も自分自身の実力の無さと可能性の無さを理解している。
同じように僕は自分の可能性は全くないと感じどうせやったって変化しない、上達しないって思っていました。
ダメなやつは何をやってもダメなみたいな。
そんな気持ちで練習しても当然上手くなんかなりませんでした。
普通は試合の為に練習するのが一般的ですけどね。
僕の場合、もう練習のための練習でした。
いやもっとひどい。
練習というよりただ作業だった。
先生が指示して周りが動くから僕も動く。
そんな状態だったから向上心もわくことがなく完全に自分を見捨てていました。
諦めモードです。
自分はこういう人間なんだと。
・・・でも大人になってあることが分かるようになります。
こんなこと言ったら大変失礼です。
承知の上で話します。
仕事とか運動とかなんでもですけど周りと比べて技術とかスキルとか劣っている人ってどうしても出てきてしまいます。
・他人より作業が遅い人
・他人よりお金が無い人
・他人より好かれない人
そういう劣っている人達の気持ちが理解できるようになりました。
なぜなら自分が高校生のとき劣っていたから。
実力もスキルもやる気もなく自分自身を見捨てていたからです。
だからそういう意味では決して無駄ではない出来事だったのかなあと思います。
では。
【著者プロフィール】
岐阜県のド田舎出身。
中卒パチンコ狂いの父親と不倫相手に息子の奨学金を貢ぐ母親の元で育つ。
生まれと育ちの ”劣等感” から「自分なんか何やっても無理なんじゃないか」と、人生に対しての「悟り」ではなく「諦め」の地獄の高校生活を送る。
卒業後は偏差値37のFラン大学に進学、就職活動ではまさかの内定ゼロ。
ノルマ未達成の社員に上司が灰皿を投げつけるヤ◯ザのような不動産会社に勤務。
毎日ポスティングチラシを2000枚配り歩き、挙句の果てにはストレスで病気に。
「このままではやばい」と上司に辞表を叩きつけ、一念発起しアフィリエイトを開始。
半年間の時給0円ブロガー生活を乗り越えアフィリエイト1本で生計を立てられるようになる。
「こんな自分でもやればできる」と自信を取り戻すも、次第に、
「1人ぼっちで稼ぐことの辛さ」で悩み始める。
働き方の迷路にハマりながらも、脳科学・心理学・哲学をメインに3年間独学で勉強し、
「生きがいと働き方を統合する」メソッドを開発、情報発信を開始する。
これまで累計500人以上にスモールビジネスを指導し、自身も「仲間をつくりながら一緒に稼ぐ」ことを体現。生徒には月商7桁多数。
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